ストーンウォールの安全性について

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一般財団法人化学物質評価研究機構(※)にて、生態毒性試験を実施。

(※)一般財団法人化学物質評価研究機構 (CERI)
環境省・厚生労働省・経済産業省などからGLP*認定を受けた試験施設を有する公正で中立な第三者機関であり、化学物質等
の品質の向上及び安全性の確保並びに環境保全及び衛生保持を図り、もって産業の健全な発展と国民生活の向上に寄与する
ことを目的として、化学物質等に関する試験・検査、評価、研究・開発等を行っている。
*:Good Laboratory Practice (優良試験所基準)

試験内容

  1. 藻類 (ムレミカヅキモ) 生長阻害試験
    • フラスコ内に培地、藻類、ストーンウォールを添加し、藻類の生長を観察(72時間)
    • フラスコ内に培地、藻類のみ添加したものを対照区として、同様に藻類の生長を観察(72時間)
  2. オオミジンコ急性遊泳阻害試験
    • ビーカー内に水、オオミジンコ20頭、ストーンウォールを添加し、オオミジンコの遊泳阻害及び行動を観察(48時間)
    • ビーカー内に水、オオミジンコ20頭のみ添加したものを対照区として、同様にオオミジンコの遊泳阻害及び行動を観察(48時間)
  3. ヒメダカ急性毒性試験
    • ガラス製容器に水、ヒメダカ7尾、ストーンウォールを添加し、ヒメダカの死亡及び一般状態(行動や外見の異常)を観察(96時間)
    • ガラス製容器に水、ヒメダカ7尾のみ添加したものを対照区として、同様にヒメダカの死亡及び一般状態(行動や外見の異常)を観察(96時間)

試験結果

  1. 藻類 (ムレミカヅキモ) 生長阻害試験
    • ストーンウォールを100mg/L 添加した場合、対照区と同様の生長を示した。
      ストーンウォールは、藻類に対して有害な影響を及ぼさないと判断される。
  2. オオミジンコ急性遊泳阻害試験
    • ストーンウォールを100mg/L添加した場合、対照区と同様、オオミジンコに遊泳阻害及び行動の異常は認められなかった。
      ストーンウォールは、オオミジンコに対して急性的に有害な影響を及ぼさないと判断される。
  3. ヒメダカ急性毒性試験
    • ストーンウォールを100mg/L添加した場合、対照区と同様、ヒメダカの死亡及び症状(行動や外見の異常)は認められなかった。
      ストーンウォールは、ヒメダカに対して急性的に有害な影響を及ぼさないと判断される。

SGSにて、重金属検査を実施。

カドミウム、鉛、水銀、六価クロムの測定を行いました。

測定結果

カドミウム、鉛、水銀、六価クロムの測定結果はRoHS指令2011/65/EU要求に符合します。

測定部位No.1 :緑の液体

測定項目 単位 測定方法 MDL 結果 含有規範
No.1
カドミウム mg/kg

IEC 62321-5(2013)参照

ICP-OESで解析

2 n.d. 100
mg/kg

IEC 62321-5(2013)参照

ICP-OESで解析

2 n.d. 1000
水銀 mg/kg

IEC 62321-4:2013+AMD1:2017参照

ICP-OESで解析

2 n.d. 1000
六価クロム mg/kg

IEC 62321-7-2(2017)参照

UV-VISで解析

8 n.d. 1000
 

備考:

  1. mg/kg=ppm;0.1wt%=1000ppm
  2. MDL=Method Detection Limit(方法検出下限値)
  3. ”n.d.”=未検出(<方法検出下限値)